薄氷の上

何となく身体が重くダルイ。疲れが出たのかと思っていたら、火曜日の午後から首が鬱陶しくなってきた。何気なく手を触れると、明らかに腫れている。どうやらリンパ腺らしい。翌朝になると、鏡を見るまでもなく腫れが酷くなっている。頚の右側だけ、顔と同じ幅になっている。耳の下も痛い。

 

色々考えられるけれど、二回目の「おたふく風邪」の可能性も捨てきれないと思い、仕事を休んで近所の医院に行ってみる。確かに風邪のウイルスという可能性もあるけれど、医師は「右側」というのが気になるらしい。・・・それは私も真っ先に気になった。

 

とりあえず抗生剤と消炎剤をいただき、「もし効果がなければ、速やかに外科を受診すること」と釘を刺された。

 

熱はないけれど、とにかく身体がだるいのと、耳の下まで腫れているので口を開けにくい（話しにくい）ので、症状が治まるまでは仕事を休むことにする。もし「おたふく風邪」なら、職場で感染源になってしまうので、出勤しない方が無難のようだ。幸い、金曜日には腫れが目立たなくなったのでホッとした。

 

こんなときには、つい「健康という薄氷の上を歩いているようなもの」と思ってしまう。　爪の先ほどでも再発を疑う兆候を見つけると、それがごんなに些細な兆候であっても、残りの日々を数えてしまう。それだけの期間で何ができるか、娘になにを伝えれば良いか、考えてしまう。イケナイ、イケナイ・・・。