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~しなやかに したたかに~  乳がんとのお付き合い
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今回の再発と今後の見込みを冷静に上司に告げたとき、「強い人だ」と言われた。


そうではない。「強い私」の型をつくり、挫けそうになる心をその型にあてはめていただけなのだ。
自分の本心に目をつぶり、そのように振る舞っていると、だんだん「強い私の型にはまった自分」が本物の自分のようになってきた。

そのようにすることで再発後の日々、とりわけリンパ浮腫や右手の運動障害が起こってからの日々を乗り切れた。
逆に、その時はそうしていなければ、心のバランスを崩していたと思う。

が、病院で穏やかに毎日を過ごすうちに、本心に気付いた。



仕事も趣味も「これからが楽しみ」という時期なのに。

思春期を迎えた娘には、今までとは違った意味で親を必要としている。進路を決める時期、親の出番は多い。

また、私を支えてくれた両親は(年齢からいえば)老境に入っている。これからは私が両親の支えになっていかなければならない時期なのに。


一番治癒の可能性が高いステージⅠで、しかも二年ほどでの再発。
リンパ腺への転移は珍しくないけれど、運動機能に障害が出ることは少ない。まして私は、手芸や楽器の演奏が大好きだったのに。


本当は、不安と怒りと怯えと悲しみで一杯になっているのだ。
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papagenaさんへ
papagenaさんが本当のお気持ちを書かれているのを読ませていただき
私も前からお話したいと思っていたことを書かせていただきます。
(私がこちらに初めて訪問し、過去の記事を読ませていただいた時からずっと思っていたことです)

先述しましたが、私が1月の検診で落ち込んでいた時に主人が一冊の本をくれました。
初めは「本なんて読むことが好きでない私が、こんな気持ちの時に読めるもんか」
「男であるあなたには私の気持ちなんて分かりっこないのよ」
と思っていました。

2、3日して、何がきっかけだったかは定かではありませんがその本を読み始めました。
そして初めの頃の気持ちとは裏腹に、短時間で読み終えました。
大げさな言い方ではなく、本当に私の中で何かが変わりました。

100%幸せな1%の人々 小林正観著

本当は直接お届けしたい位の気持ちで、ずっとこの本の事をお話したかったのですが
会ったこともない人間がいきなりこんな話をしたら
きっとpapagenaさんから嫌われてしまうだろうと怖くて言えませんでした。

でもpapagenaさんの本当のお気持ちを知った今なら
例えこのコメントによって嫌われてしまっても構わないと思ってます。
決して宗教の話ではありません。普通に書店で売っている本です。
そのことだけ信じていただければ幸いです。

もしかするとこれが私の最後のコメントになるかもしれませんが
papagenaさんのことをこれからもずっと応援しています。
ちょこ 2008/09/22(Mon)09:55:36 編集
>ちょこさん
ありがとうございます。
ご紹介いただいた本、退院したら読んでみようと思います。

ちょこさん、最後のコメントなんておっしゃらず、またお話しさせて下さいね。
papagena 2008/09/22(Mon)13:04:41 編集
同じです
文章力がないので上手く書けませんが・・・

せっかくご自分のブログをお持ちなのだから本心を出すことも良いと思います。
この病気になった人間は多かれ少なかれ皆 不安で一杯だと思います
私も時々 気がおかしくなることがあり 自分の気持ちをさらけ出すためにブログを開設しようかと思うことがあるし・・・

ちょこさんお勧めの本 私も読んでみようと思います。


トリプル 2008/09/22(Mon)18:43:39 編集
それでいいと思います
私は、パパゲーノさんのような大きな病にぶつかったことはありませんが、小さな小さな困難にぶつかったとき、また、仕事が追いつめられたとき、気合いが入ります。

いつも、周りに「強い人」と言われます。

困難にぶつかったとき、「強い人」を演じなければ、自分がその困難に流されてしまいますから。

でも、ずっとずっと「強い人」ではいられないんです。
ずっとずっと「強い人」でいたら、いつか、気力がふっつんと途切れてしまうんです。

だから、時々、本音をさらけ出して切れそうな糸を緩めるんです。

糸を緩めさせてくれる人。
それは、気の置けない友です。
家族の前では、なかなか気を緩められません。
この場にコメントを書いている方達は、みんなみんにパパゲーノさんの気の置けない友になりたいと思っていると思います。

あまりに辛い体験だけに、健康な私達が声を掛けるのは、ついはばかられてしまいますが、パパゲーノさんの本音を受け止めることはできると思います。

一度、思い切り、本音を吐き出して、充分心を緩めて、また、「強い人」を演じる気力を蓄えて下さい。

右手の炎症が治ったら、いつか、ご一緒に連弾しましょうね♪
もちろん、ディズニーメドレー~♪
待ってますよぉ~ん♪
パパゲーノさんに負けないように練習を積んでおかねば。
おけい 2008/09/22(Mon)21:42:56 編集
>トリプルさん
やはり皆さん同じなのですね。

私は今、緩和ケアの一環でカウンセリングを受けています。
これでも一時期より随分落ち着いたような気がします。
papagena 2008/09/23(Tue)20:11:06 編集
>おけいさん
この状況を私が平然と受け止めているように見えることで、家族の心の負担が軽くなっているようです。
おっしゃるように、家族に本心は見せられませんね。

ここで気持ちを緩め、またそれを受け止めてくれる方々に恵まれ、私は幸せです。
ありがとうございました。

おけいさんと連弾ですか\(^0^)/
緊張します・・
でも、いつか実現させたいです。
papagena 2008/09/23(Tue)20:47:49 編集
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