~しなやかに したたかに~ 乳がんとのお付き合い
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1年前のこの日は術後2週間余りで、腕も肩も重くてだるかったな・・・と、思い返しながら外科の診察を待っていた。
さすがに1年経つと傷跡もかなり盛り上がってきて、お肌の色も殆ど他の部分と変らない。けれど(どうしようもないことだけれど)上腕の感覚の鈍さにはまだ慣れていない。やはり少し無理をすると腕が浮腫んでくる。
さてこの日の診察は、珍しく血液検査の結果を待ってあらためて医師の説明を聞くということになった。何のかんの言っても再発を恐れているので少々びびったが心配したことではなかった。急激に体重が増えてしまったので説教されただけだった。
見た目ではなく、乳がん経験者には体重の増加はイケナイことらしい。というのは脂肪からも女性ホルモンが出るからで、これが新しい乳がんを作り出すことになりかねない。とてつもなく高いリスクを負うものではないようだが、やはり余分な脂肪はつけない方が良い。
わたしはストレスが溜まると「食」に走ってしまう。それも一緒に行く相手がいないので外食ではない。夜(子供が寝てから)ワインかカクテル缶を開けて、ごそごそツマミになりそうなものを探し(又は作り)一人酒宴を開いてしまうのだ。といっても、病気以来アルコールの代謝が悪くなったようで、以前ほどの量ではない。これはあらためて言われるまでもなく、大変イケナイコトなので改善しなければならない。できるかなぁ・・・。それから週に何回かは昼休みに散歩することにしよう。
次回はまた2ヵ月後の受診になる。そのときまでに少し減量しておかなければ。
と殊勝らしく書いているが、実は昨夜もクリームチーズをネギ・カツオブシ・醤油で和えたものや、スモークサーモンのマリネなどをサカナにワインを美味しくいただいたのだ。
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去年の今頃は身体の変調を感じながら、それがただならぬものであるということも何となく知って、病院に行くタイミングをはかっていた。今にして思えば、職場に気兼ねして受診を遅らせたのはアホだった。病気がわかる前は「自分が頑張らないと」と思い込んでいたが、自分が思っている以上に上司や同僚に恵まれていたのだ。それに気付かず、大変な面ばかり感じていたのはアホとしか言いようがない。
さて大抵の医師は乳ガンの術後、数ヶ月に1回は骨シンチなどもされるようだが私の主治医は全くその気配がない。退院後、血液検査を2回しただけで、今のところマンモやエコーさえ声がかからない。正直なところマンモは非常に痛いので、これ幸いと思っている。定期検診で触診する際も、どちらかというと術後の仕上がりを気にされているような口ぶりだ。
放射線後のお肌は殆どわからないぐらい元に戻った。場所によって、まだ少し茶色っぽく残っているが、よく言われるように照射部分のお肌の肌理が荒くなったとか、毛穴が目立つとか感じることもない。腋の下は今も色が濃く残っていて、見た目が非常に悪いが、胸の方は大丈夫だ。傷跡もかなり窪んでいたのが、随分盛り上がってきた。
ただ上腕の違和感などは相変わらずだ。これは慣れるしかないだろう。ちょっと右腕に負担をかけると痛みが出るけれど、普段から負荷をかけたりして鍛える方が良いのか、そういうことはせず大事にしておくのが良いか迷うところだ。無難なところで、ストレッチは心がけているのだが、ちょっと気を抜くとすぐ動きにくくなる。
けれど、自分が乳ガンになったということを忘れている時の方が多くなってきた。このまま穏やかに時が過ぎれば良いのに・・・と思う。次の受診は2ヶ月後、年末になる。
娘は夏休み中!定期点検は1ヶ月間隔だったのが、2ヶ月間隔になった。ちょうど娘の心臓の点検と曜日・周期が一致するので都合が良い。
この1ヶ月ばかり気になっているのは、右腕の突っ張り。腕を伸ばすと、筋がつるようで痛い。肘の内側の筋が突っ張っているのが見た目でわかる。また、右乳腺の萎縮が進んだようだ。これは放射線治療が終っても数ヶ月続く・・・って聞いてはいたけれど、一体いつまで続くのだろう。
しばらく身体が軽かったのに、最近また夕食後横になることが多くなっている。暑さのせいかな?昨年もそう思いながら「何か変」という声が通奏低音のように響いていたことを思い出す。
酷暑にあえぐ毎日だが、職場はクーラーが効いていて快適だ。贅沢な悩みだが、クーラーの風が右肩から腕を直撃する。ちょうどリンパ節郭清のため神経を切られて感覚のないあたりだ。だから薄手の長袖が必需品になっている。
「長袖を着るほどクーラーを効かせて・・・」と、お客様の顰蹙を買いそうだが、体調を崩せば「自己管理がなっていない」というコトになるのだから、同じ非難されるのなら自分が楽な方が良い。
ハッキリ言って、リンパ節郭清のダメージがこれ程とは思っていなかった。抗癌剤の副作用も、覚悟しているより辛いのかもしれない。悩んだ末の放射線後の無治療だが、良い選択だったように(あれためて)思えてくる。とにかく退院後半年以上、セーブしつつも好きなことができている。たとえ(考えたくないが)再発しても、無治療だったことを後悔しないと思う。今、自由に過ごしていることが、自分にとってはとても重要だと思っているからだ。
放射線後のお肌のチェックは・・・色は随分マシ。うっすら赤味を帯びているだけの部分もあるけれど、ハッキリ茶色くなっているのがわかる部分もある。悲しいことに、はっきり茶色になっている部分の方が多い。ポロポロと皮が剥けてきているのは相変わらず。
傷跡の方は随分キレイになってきた。が、放射線がたっぷり当たっている部分なので、傷周辺は変色などが一番酷く残っているし、触れると傷跡の周囲の組織が硬くなっている。ちょうど電子レンジで加熱しすぎた食品が堅くなっている感じだ。その部分は、少し力を入れて触れると痛む。
放射線で乳腺が硬くなると言われていたし、実際硬く縮む感じもあったのだが、この1~2週間で乳腺全体が随分柔らかくなってきたように思う。(健側と比べると、まだまだ硬い)それでも掌で包んだとき、何ヶ月ぶりかで弾力を感じるのが嬉しい。乳腺が硬く縮むもは、不可逆的な変化と言われて言われ、あきらめていただけに。
腕や肩の痛みは正直なところ余り変化ない。一番痛いのは、腕を背中側に回すことで、お尻のあたりで手を組むのも痛い。
けれど1~2ヶ月前まで常時あった、肩の重い痛みは消えている。所謂「ひにち薬」というものなのかな。けれど眠っている間に右腕が身体の下になってしまうと、朝起きたときに上腕部がポテポテしている。そのあたりは(腋下のリンパ節郭清の際に知覚神経を切っているので)感覚が鈍くなっている。それでも不快感だけは強く感じる。
娘の大好きな犬の縫いぐるみ(中に細かいビーズが入っている)が、寝ている間の腕置きに丁度良いことがわかり、親の権限で徴発した。寝相さえ良ければ、朝の腕の不快感は軽減されるはずだ。
不快に思うことばかり書き連ねたが、私は現在の状態を否定的にみているつもりではない。失ったものは少なくないけれど、それ以上のものを得たと思っている。生命や未来というハッキリしたもの以外でも。
そんなことを思いながら毎月の診察に行った。田中先生のはずだったが、診察室には「代わりです」と、佐藤先生の姿があった。先月の腫瘍マーカーは正常値で一安心。でも触診は痛いし、”痛い?”と意外そうに聞き返されるのが気に入らない。単に「痛がりやな」と思われているのなら良いけれど、悪い兆候だったらイヤだなぁ。。。(でもヤッパリ痛い)
退院後丸々2ヶ月がすぎて、職場でも「浦島太郎」状態から戻りつつある。こんなときに繁忙期の訪れだ。
残業をすると、やはり身体に堪える。体力的なことより、ストレスなのかもしれない。幸い今年は通常の繁忙期で済みそうなので、極力残業はしないようにしている。それでも期日のある仕事なので、残業せざるをえないこともあるが。
職場のことを考えて自分の健康を後回しにするとロクな結果にはならない。ハッキリ言って、仕事は誰でも代わりができるけれど、病気は誰も代わってくれない。これからは仕事より健康を、生き延びることを第一に考えようと決めた。
さて傷は順調に塞がってきている。田中先生の祈祷が効いているのかもしれない。ただ腕や肩の痛みが強くなってきた。リハビリ不足なのかな。これでも毎朝ストレッチしているのだけれど。
ところで面白いことに気がついた。ちょうど下着の縁にあたる場所に傷があるので、防水テープを貼っているのだが、そのテープを貼った場所の皮膚の回復が早いのだ。毎日剥がすのでピーリングしているのと同様の効果があるのかもしれない。かなり肌の色が白くなってきている。が、それはテープの場所だけで、全体的のはまだ茶色が流行の色のようだ。特に乳房の下半分と外側の色が濃い。「半年ぐらいで目立たなくなる」と言われたけれど、あと3~4ヶ月でそんなに回復するかしら?全体に防水テープを貼ったら、回復が早いかも。
気候も良くなってきたので、襟ぐりの開いた服を着ることがあるが、ぎりぎり照射部位は隠れるので有難い。が・・・腋の凹みが気になる。しわに沿って切開してもらっているので、傷跡は余り目立たないのだが、腋の下の膨らみが全くないのは余り美しくない。わたしにとって胸よりこちらの方が気になる。と言っても・・・病気と闘った自分の身体が傷跡もダメージも含めて、愛おしく思えてくる。病気になる前より自分自身を好きになれたような気がする。
余りにも肩が痛くてダルイので温泉に行くことにした。車で40分ほど走ると良い温泉がある。先月行った温泉はお湯が褐色で濁っていて照明も暗めだったが、近くのこの温泉は、無色透明のお湯、大浴場も大変明るい。露天風呂も人気だ。
着いたのは午後4時すぎ。ゆっくり温泉を楽しんで夕食を済ませて帰ろうという計画だ。土曜日で、そこそこの人だったが胸を全く気にせずゆっくりできた。むしろ同行の母が周囲の目を気にしていたが、わたしは今の自分の身体が好きなのだ。
温泉効果か、毎朝のストレッチの成果か、肩の痛ダルさは随分マシになってきた。でも肩の動きは元通りとはいえず、まだまだリハビリが必要なようだ。ちょっと気を抜くと肩の動きが悪くなり、腕の筋も張ってくるので、ストレッチは欠かさないように心がけなければ・・・。
先日の診察で「疲れやすいような気がする」と言うと、ひとこと「気のせい!」と返ってきた。仕事をするときだけ疲れやすいのは確かに勝手な言い草だ。それでも退院後初めて血液検査をしてもらった。次の予約は4週間後だ。
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